結婚指輪は手作りにしたら本当に安いの?
手作り結婚指輪は本当に安い?
「手作り結婚指輪はペアで用意しても安い」と聞きますが、正直にわかに信じられません。SNSでは「手作り結婚指輪にしてよかった」という声もありますが、一方で「意外とお金がかかった」と投稿している人もいらっしゃいます。
では本当に結婚指輪を手作りにすると安く済むのかどうか、検証してみました。
結婚指輪の値段を左右する流通
結婚指輪の値段を左右するのは、流通ルートにあります。鉱山などで素材を仕入れた後に加工され、取引所へと通されます。取引所・商社・メーカー・卸売業者を経て、お店へとやって来るのです。国内のブランドならばまだしも、海外のブランドであれば「輸入」が入ります。
貴金属類の輸入はかなり大変な手続きが必要で、お金もかかります。法律的な縛りも強いので、自由自在にとはいかないのです。輸入にかける費用は、仕入れる側が負担します。仕入れる側が負担した分を回収するには、結婚指輪の値段を釣り上げるしかありません。ブランドの世界はシビアなのです。
手作りなら流通の手間はほとんどかからない
手作りの場合、作るのは日本になるため輸入の手間は省けるでしょう。工房で直接作ることになるので、面倒な流通ルートを辿る必要もありません。ただし気をつけたいのは、素材です。
指輪本体は直接作るので問題ありませんが、素材は仕入れる必要があります。プラチナは日本で採掘されないので、自然と海外からの輸入になるでしょう。ただしプラチナを輸入する際、指輪の形になってやって来る訳ではありません。なので、輸入にかかる費用もある程度抑えることはできるはずです。
手作り結婚指輪の値段が意外とかかる理由は?
流通ルートを考えると、ブランド店で購入するよりも手作りの方が安く抑えられます。しかしSNSの「意外とお金がかかった」という投稿は、どうしてもひっかかります。
考えられる理由としては、色々とオプションを盛り込んでしまったからでしょう。指輪本体そのものにはお金はかかりませんが、オプションが入るとお金は加算されます。または店で売っている結婚指輪の相場を把握していなかったことも、十分に考えられます。